深刻な秋田県民の健康事情

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ここでは、深刻化の一途を辿る秋田の健康問題を解説していきます。

健康問題は山積み!?がん死亡率&自殺率ワースト1位…

秋田県の健康事情秋田県というのは、あまり医療・健康に関する明るい話題がありません。

逆に知ると憂うつになるような話題には事欠かないという有様で、がんの死亡率が人口10万人あたり377.1人と国内ワースト1位で、自殺率も同じく10万人あたり32.3人と最悪の状態…。普通の感性を持った人間なら「こんなの知らないほうが幸せだった」と愚痴りたくなるような情報が出ているほどです。

しかし、一般人ならともかく、看護師であれば「知らないほうが良かった」というわけにはいきません。

看護師は暗い話題を知った上で、それをどのように改善していくか考えなければならない立場です。

特にがん死亡率は、看護師・医師の活躍次第で直接的に改善できそうな問題。手をこまねいて見ているわけにはいかないですよね?

秋田県民の健康状態を改善し、がん死亡率のワースト1を返上すること。これこそが、看護師を含む秋田の医療従事者が目指すべき目下の目標といえるでしょう。

秋田のがん死亡率は全国平均の1.3倍!

まず、日本全国の平均がん死亡率を見てみると、人口10万人あたり258.2人。
それに比べて秋田県は10万人あたり377.1人です。

厚生労働省がまとめた人口動態統計による数値ですから、正確性は折り紙付き。これは誤差でも何でもなく、明らかに秋田県民のがん死亡率が突出していると認めるしかない数値ですね…。

がん検査特に秋田県では胃がん死亡率・大腸がん死亡率の2つが高く、人口10万人あたりの死亡者数で表現すると、胃がんは男性が47.4人(全国1位)、女性が14.9人(同5位)となっており、大腸がんは男性が24.1人(同9位)、女性が14.4人(同7位)でした。

罹患率そのものが他県より明らかに高いので、秋田県民は胃がん・大腸がんになりやすいと考えて間違いないでしょう。

秋田県民の健康寿命を向上していく上で、大腸がんと胃がん、これら2つのがんを減らすための努力が必要ということです。

…と、ここまで暗い話題を出してきましたが、実はこれには1つのカラクリがあるのをご存じでしょうか?単純な死亡率だけでなく、もう少し多角的に秋田県の健康について考えてみることも必要なのです。

別に秋田のがん医療が劣っているわけではない!

一般に公表されるのは10万人あたりの死亡率・罹患率という数字ですが、他の方法で算出すると意外な事実が明らかになります。

その数値は“胃がんに罹患した患者の中で胃がんによって死亡する割合”です。

人口10万人あたりで計算すると、罹患率そのものが高い秋田県はどうしても不利になりますから、胃がんになった患者の中で死亡する割合を出してみるわけですね。罹患率が高いのは医療レベルの問題ではありませんから、胃がん患者の死亡率を比較するほうが秋田の医療レベルを知る上ではフェアな数字というわけです。

さて、秋田県の“胃がん患者の胃がんによる死亡率”は48%。対して全国の場合は50%です。そう、実は秋田県の胃がん患者は全国平均より生存率が高いのです!大腸がんについても、おおむね同じような結果になりました。

がんの原因問題はがん医療の質ではなく、罹患率のほうだったのです。これについては塩分過多の食生活をしている方が多いことや、喫煙率が高いことが影響していると言う人もいますが、明確な因果関係が調査されているわけではないので断定はできません。

ただ、秋田県民のがん検診受診率が低いことは確実に影響しているでしょう。なにせ胃がんの場合、健診で発見した場合は5年生存率80%以上、逆に症状が出て病院にかかった場合の5年生存率は47.2%になるのですから。

秋田の健康を取り戻すための第一歩は、がん検診受診率の向上といえますね!

これから求人を探そうとお考えなら、こういった業務に直結する話題についてはしっかり考えておきましょう。